【ぼくが観光振興に関心を持つわけVol.3(最終回)】(自己紹介)

前回から時間が空いてしまいました。【ぼくが観光振興に関心を持つわけVol.3】(自己紹介)を書き留めたいと思います。

 

 【ぼくが観光振興に関心を持つわけVo.2】(自己紹介)

【ぼくが観光振興に関心を持つわけVo.1】(自己紹介)

 

 前回までの経緯を簡潔にまとめると、

・大阪で勤務していた際に、あまりにもおかやまの認知度が低いことに痛感して、自らがスピーカーとなって県外に向けて観光(平和産業)PRをすることでおかやまの魅力を伝えたいと思ったからです。

 

 「観光PRでおかやまの魅力を伝えよう」と決心して大阪での仕事を退職直後、これまで10年の間に、ありがたいご縁があり、何度か、おかやまで観光の仕事に携わる経験を積むことができました。決して大きな仕事を成し遂げたわけではありませんが、そのひとつひとつが、血肉となり大きな財産となりました。観光実務の経験を積む機会を与えていただいた関係各所には感謝しかありません。

 

 この10年間、いろいろなことがありました。ぼくの根底にある観光振興の基本理念は、「横のつながり」であり、「点ではなく面または空間」で、一定の地域間がスクラムを組んで、「連携」して協働で観光地づくりをすることにあります。ある重鎮に、この話をすると、「まったく違う。競争が大事だ。」と一蹴されました。今では、ぼくのプレゼンが悪かったと解釈しています。

 成長に競争は必要だということは百も承知です。決して共産主義を崇拝しているのではなく、「競争相手」を間違えてはいけません。人口減少化時代の日本国において、自治体単位で争っている場合ではないということです。いずれ「令和の大合併」が訪れることになっても、「横のつながり」があれば、各地域の長所を掛け合わすと、広域において長所同士が活かし合い、相乗効果が生まれ、決して地域の魅力は消え失せないと信じています。必要なのは、「競争ではなく協創」です。

 

 また、民主主義国家の日本国において、まちづくりの主体は住民であり、社会形成の当事者であり、常識や慣習、文化の創造者です。そこに、犯罪傾向、国際情勢等、様々な観点から、現代に適した法律を作る役割が政治家です。古くからはびこる時代遅れの不文律、暗黙の了解など根拠のない慣習を踏襲することなく、時代の潮流とそぐわないものは、未来思考に改善して、ルールは限りなく明文化することが、健全な社会をつくる道だと思います。

 

 ぼくが思う観光立国とは、日本国民が日本を知り愛し、「一億総観光ガイド」になったときに、初めて観光立国になるのだと思います。自国の魅力を知らない国民が多い国に、本当に魅力を感じて訪れる海外の観光客はいないと思います。

 そのためには、幼少の頃から自分の地元地域の魅力を楽しみながら学ぶ機会に触れることによって、地元に対する愛着や誇りを醸成されていくものだと思います。ずっと訴えてきていることですが、公立小学校のカリキュラムに、ご当地検定を導入することを提唱します。ぼくの声は届きませんが、今後も訴え続けていきます。